
遠友塾をささえて下さる皆様へ
《年度末通信》
2007年3月31日
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こんばんは。寒暖の差が激しい今日この頃ですが、皆様、いかがお過ごしで
しょうか。
17年目の遠友塾は、ピンチをチャンスに変えるきっかけをつかむ大きな節目の1年となりました。謹んで、そのご報告と次年度へ向けてのお願いを申し上げます。
2006年度活動報告
(1)次年度からは札幌市教育文化会館で授業をおこないます。
懸案の会場問題では大きな進展がありました。
札幌市長や関係機関への再三の要請が実り、札幌市教育文化会館を確保できただけでなく、会場使用料の半額減免が認められることになりました。こ
れは、学校に準ずる役割を遠友塾が果たしているということを札幌市が認め
たことであり、本塾にとっても財政的にも存続の道が拓けることになりました。
昨夏、日本弁護士連合会が国に提出した「義務教育未修了者の人権救済に関する意見書」にたいし、札幌市教育委員会は北海道教育委員会とともに
「公立夜間中学に対する要望はない」との見解が示されました。また、札幌市
教育委員会は、札幌市教育文化会館の会場確保は札幌市民会館の代替施
設の要望に対応したものであるとの見解をあわせて示しました。
この見解が示されたことで、遠友塾は札幌市長に、
(1)教室使用、
(2)公立学
校と同様に「札幌市教育文化会館の使用料半額」の適応、の要望をだしました。その結果、札幌市からは、先に述べた(2)の実現と、(1)についての継続協議をおこなう、との回答を得ました。
この遠友塾教室利用の札幌市との協議の一方、新たな組織をつくり、北海
道と札幌市にたいして、北海道に公立夜間中学の開設を求める活動をおこな
うことにしました。
そのため、遠友塾スタッフ有志が映画『こんばんは』上映会実行委員にも働きかけ、3月21日に「北海道に夜間中学をつくる講演会」を開催し、見城慶和
先生(元東京都公立夜間中学校教師)他を招き、150名の参加者ともに北海
道の自主夜間中学の拡充支援、公立夜間中学の設置などを求めて立ち上が
りました。この「北海道に夜間中学をつくる会(仮)」にたいしても、遠友塾は緊
密な連携をとり、受講生の皆さんの学習環境のより一層の充実に努めたいと考えております。
(2)ウエブサイトの内容が飛躍的に充実しました。
遠友塾にとって、道内で夜間中学について多くの方々に知って頂くためにも
インターネットのウエブサイトの充実は大きな課題でした。このほど、新スタッ
フの飯塚さんを中心にプロジェクトチームが作られ、授業の様子から各種のお知らせがリアルタイムで発信され、資料も充実したウエブサイトへ大きく発展しました。この結果、入学希望や報道関係、スタッフ希望の問い合わせなどが続々と遠友塾に届き、新しいつながりができつつあります。今後も適宜更新しますので、ご注目下さい。
(3)引き続き授業の充実をはかりました。
今年度の新入生は20名でした。受講生の要望に応えるべく、さらに回数を増やし、昨年5月11日から本年3月14日まで37回、74時間の授業を実施しまし
た。また、4月5日、12日のスタッフ説明会を経て約20名がスタッフとして新た
に登録されました。
3年では、クラス中の苦手科目であった英語を克服し、3学期には一人ひと
りが英語で自己紹介を堂々と発表しました。これには、いずれもが初の授業
担当となる若手スタッフの方々の活躍もさることながら、どんなに大変だと思っても休まず通い続けた受講生のたゆまぬ努力が実を結んだのでした。ちな
みにこの学年は、実に17名もの皆勤賞を授与されております。本年、3月21日の卒業・修了式をもって19名が卒業し、6名が高校へ進学することになりまし
た。
なお、今回から卒業文集は、「ふりがな」がつけられました。
独立初年度のじっくりクラス(5名)では、一斉形式による英語、社会を月1回で始め、4教科学べる体制が整いました。個別、少人数指導の充実もすす
み、クリスマス会では英語劇「ピーチたろう」の熱演が参加者の絶賛を博しまし
た。
さらに、桑山さんが、12月7日、第52回全国夜間中学校研究大会(東京都世
田谷区)において、夜間中学の「語り部」(受講生体験発表)となったのもこの
クラスの大きな成果の一つです。
1年では、久しぶりの20代の受講生を交え温かい雰囲気で授業が進みまし
た。熱心なスタッフが多く、課題の量が非常に多かったにもかかわらず、ほと
んどの受講生がこの課題を黙々とこなしていく真面目な学年でもあります。
2年でも、恒例となった一行詩集の作成では受講生の意欲的な作品も多く、
24名が新3年にそのまま進級することになりました。
また、スタッフ活動は教材や事務作業の共有化も進行させております。この活動のため、札幌市市民活動プラザの事務ブースを、2007年度も引き続き借りることになりました。
2007年度へ向けて(お願い)
(1)2007年度の日程
入学式は4月25日、授業開始は連休明けの5月9日です。
(2)賛助会費納入について。
これまでの賛助会員の皆様、新たに遠友塾の趣旨および取り組みについて賛同いただける方の賛助会費の納入をお願いいたします。
会費は、年間一口2,000円からとなっております。
(何口でもけっこうです。)
なお、2006年度決算書および2007年度予算書は新年度の生徒数が確定次
第お送りいたします。
(3)遠友塾の「学びの場」を守るために引き続きご支援を。
遠友塾の会場確保の要望は、今後も札幌市教育委員会と協議を続けてい
きます。
なお、映画『こんばんは』の森監督からは、札幌市長への「公立夜間中学の開設を!」要請する葉書を多数頂いており、これを活用して公立夜間中学開
設の活動を広めていきます。協力頂ける方には、葉書をお送りしますので、
お知らせ下さい。
今後
とも、
遠友塾
へのご
支援
のほどよろしくお
願
いいたします。
賛助会員・スタッフ募集のページもあわせてご覧ください。
2007年3月31日